広島幟町地区のピティナピアノステップに行って来ました。会場は、写真のエリザベト音楽大学ザビエルホール。
ピティナピアノステップは、生徒さん達出演者の演奏を、アドバイザーの先生方が評価し、演奏のグレードを取得していくものです。今日のステップアドバイザーの先生の中に福島県から来られた細渕裕子先生がいらっしゃいました。
4年半前、東日本大震災に遭われた細渕先生の講評の中で、
「ピアノを弾けることは、本当に幸せなこと。幸せな状況でなければ出来ないこと。」
とおっしゃっていました。
細渕先生の生徒さんの中に、おうちにグランドピアノのある生徒さんがいらっしゃるそうですが、その子は、避難のため狭い2DKの仮設住宅に現在も住み、まだ、家には帰れないそうです。もちろん仮設住宅では、ピアノを弾くことが出来ません。
細渕先生の所に当時通っていた生徒さん達は、避難のために関東やその他の県に移住され半数になったとか…。
私自信、幼稚園の頃からずっとピアノが近くにあり、ずっとピアノを弾いてきたけど、今日は改めて、今の自分の状況に感謝の気持ちが湧いてきました。
「練習、面倒だな〜なんて日も、今日もピアノが弾けるなんて本当に幸せだな〜と思って弾いてください。」
実際に大震災に遭遇された方の言葉には説得力がありました。